今週の居宅
2017年 12月 20日
最近[ヒートショックプロテイン入浴法]という言葉を耳にしました
「ヒートショック」と言えば冬場にお風呂に入った時急激な温度変化により、血圧が大きく変動することで、
失神や心筋梗塞、脳梗塞などを起こす「ヒートショック」を想像しやすいですが、
「ヒートショックプロテイン」というのはまるで違うものだそうです
「ヒートショックプロテイン」といういうのは、もともと身体にあるもので、
身体にとってはとてもありがたい存在で、「ヒートショックプロテイン」が増えることは、
「カラダを元気にする」ことにつながるようです。
熱などの刺激を受けると体内で増えて、疲労物質の発生を抑えたり、
免疫細胞を強化してくれたり、私たちの身体の状態を良くしてくれるとのこと。
さてその「ヒートショックプロテイン」を増やし、疲れを取り、元気になる方法が家庭でも手軽にできるらしいのです。
《どうやってをヒートショックプロテイン増やせばいいの?》
[ヒートショックプロテイン入浴法]といい、1週間に2日、40~42度の高めの温度のお風呂に浸かってしっかり身体を温めて「ヒートショックプロテイン」を増やす方法です。ヒートショックプロテインが増加するのは、熱いお湯に入ってから2日後がピークになり、最大の効果が出て、1~4日効果が持続します。
例えば日曜日に、[ヒートショックプロテイン入浴法]をしたとしたら、次に水曜日に行えば、常に身体の中に「ヒートショックプロテイン」が増加した状態をキープできます。他の日は、さっと入って出てもいいし、ぬるめのお湯につかったり、シャワーにしたりして構わないそうです。ただ毎日行うと、身体が熱によるショックに慣れてしまい、ショックにならなくなってしまうために「ヒートショックプロテイン」がつくられにくくなってしまいます。だから週に2回行うのがオススメだそうです!
《ヒートショックプロテイン入浴法のやり方》
①入浴の前に500ml位の十分な水分補給しておきましょう。②私たちの身体に最適な熱ストレスを加えてくれるのが、42℃のお湯だそうです。舌下で測った体温が38度以上になるようにするのが「ヒートショックプロテイン」を増やす入浴法のポイントだとか。もし体温計がない場合は、40℃のお湯なら20分、41℃なら15分、42℃なら10分というのがお湯の温度と時間の目安になります。③入浴後はバスタオルやバスローブなどで全身をくるみ、熱を逃さないよう10~15分ほど安静にしています。「ヒートショックプロテイン」は、お風呂から出た後も増え続けますので、この保温中に冷たい飲み物を飲むのは我慢して下さいね。保温後は自然に体温を戻していきましょう。その後は、冷たいものを飲んでも大丈夫です。[ヒートショックプロテイン入浴法]は医療の世界でも有効性が実証されていて、オリンピック選手も取り入れているほど効果があるようなので実践してみたいものですね。