人気ブログランキング | 話題のタグを見る

介護創業40年超えました


by safety-service

お風呂のお話

六月に入ってもう二週目、皆様如何お過ごしでしょうか?

こうも湿度が高いと、ぐったりとしてしまいますね。
こんな時はサウナに入ってスッキリ爽快になりたい!と思う方も多いでしょう。
でもコロナの流行でサウナは3密になりやすいから・・・と今は我慢して控えておられる方もいらっしゃると思います。
そんな中、サウナを愛する人達によって安全にサウナを楽しむ方法が考えられ、実践されています。
正しい知識で安全・安心に利用し、心身共に爽快になり梅雨を乗り越えていきたいですね。

ところで日本の昔のお風呂ってサウナスタイルが主流だったってご存知でしょうか?
昔のお風呂は、湯と風呂で区別され、湯は私達に馴染み深いお湯に浸かる形、風呂は蒸し風呂で垢を浮かせて擦り落とす形だったそうです。
温泉が湧き出しているところなら兎も角、温泉のない所でたくさんのお水をお湯にするというのは大変な労力を伴うので、より労力の少なくて済む蒸し風呂が主流になったのも、成程納得の事です。

最初にお風呂文化を根付かせたのは伝来したての仏教でした。
なぜなら仏教の教えでは心身を清めることが重要視されていたからです。
当時のお寺には浴堂という建物があり、お寺に参った人は、入浴は七難を除き、七福を得るとのことでお寺で蒸し風呂に入らせて貰っていたそうです。
当時のお風呂は贅沢なアクティビティであり、貴族にとっても庶民にとってもお参りに行った時の楽しみの一つだったと伝わっています。
ちなみに都市に公共の蒸し風呂ができたのは鎌倉時代に入ってからと記録に残っています。
現代人の感覚ですと、結構遅く感じますね。

庶民の文化が花開いた江戸時代の銭湯も蒸し風呂が主流でした。
人々は蒸気を逃がさないように浴室の入り口を小さくして、入口をくぐって入り、真っ暗な中お風呂を楽しんでいたそうです。
真っ暗ですので、うっかりすると他の人にぶつかって喧嘩になってしまうので、入る時は一言声をかけて入るのがマナーでした。(この一声も江戸っ子の茶目っ気たっぷりで面白いので、また別の機会に紹介させていただきますね)
江戸時代の中頃から、現在の私達が想像するようなお風呂(湯)が主流となり、今日の銭湯文化が花開きました…

こうして改めて振り返ってみると日本人とお風呂の関係って面白いですよね。
またこのブログでお風呂の豆知識を披露させていただきたいと思っています。
入浴担当でした。


㈱セイフティサービス
姫路市白浜町宇佐崎北1丁目13番地
TEL 079-246-3009
FAX 079-246-3950


by safety-service | 2020-06-08 10:00 | 訪問入浴 | Comments(0)