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介護創業40年超えました


by safety-service

お風呂のお話

じめじめむしむしとしていますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
何もしていなくても肌がじっとりとして鬱陶しいこの季節、お風呂あがりがたまらなく心地いいですよね。

さて、今日は外国、ヨーロッパのお風呂事情です。
皆様、テルマエロマエという映画観た事ありますか?
古代ローマ人が現代日本にタイムスリップしてくるお風呂映画です。
まだ観た事がないという方は、一度ご覧になって頂きたいです。
とっても面白いですよ!
古代ローマ人はお風呂が大好きで、あちこちに円形闘技場とお風呂を建設していました。
お風呂が好き・・・と聞くと大変親近感が湧き上がってきますね。

しかしその古代ローマ人の衰退と共に、ヨーロッパのお風呂文化も衰退していきます。
日本人なら、えぇ~なんで~お風呂気持ちいいのに!と勿体なく思ってしまいますね。
理由はいくつかあります。

ひとつは気候の違いです。
日本と違って、ヨーロッパは緯度が高く冷涼な気候で、なにより湿度が低い!
日本みたいにべたつくからお風呂に入って汗を流したい!という欲求が生じにくいそうです。

そしてもうひとつは水質の違いです。
日本は大体軟水が多いのですが、ヨーロッパの水は硬水が多いです。
この硬水、あんまり身体を洗うのに向いていないそうで、石鹸の泡立ちがいまいち・・・
髪を洗った後にバサバサになる・・・石鹸カスが残ると皮膚炎の原因になる・・・
石鹸カスの残さないように念入りに洗い流すとお肌が乾燥しやすくなる・・・
列挙してみるとデメリットが多くてびっくりします。
ヨーロッパに留学をした事のある人はお風呂や洗濯物でカルチャーショックを受ける方が多いとか。

そしてもうひとつ、キリスト教の考え方です。
初期のキリスト教は清貧を美徳としていて、古代ローマ人のお風呂は退廃的で贅沢でけしからんとなったそうです。
人前で肌を晒すのも不道徳だ!人間まじめに働いたら、汗や皮脂がでてくる。その匂いを放っている事が誇らしい!
・・・日本人としてはちょっと理解が難しい感覚です。
中世では逆に身体を洗って、垢を落としてしまうと毛穴から病気の元が入ってくると考えられていたそうです。
・・・・・・所変われば、認識って変わるんだなって思いますね。

とりあえず、調べての感想は、日本に生まれてて良かった~でした。
お風呂に入れる幸せって実は貴重なものだったんです。
お風呂大好き、温泉大好きな入浴担当がお送りしました。



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by safety-service | 2020-06-15 10:00 | 訪問入浴 | Comments(0)