お風呂のお話
2020年 07月 01日
さて、季節の過ぎるのは早いもので、今日から7月です。
今日、7月1日は「健康独立宣言の日」です。
「めざそう健康100歳現役」をスローガンとするインターナショナルヘルスアカデミーアクティブ100の川越三恵子氏が制定したそうです。
一年の半分が過ぎ、無病息災を祈る夏越の祓の翌日の今日、健康について考え、健康は自ら創るものという意識を社会全体に広めようという日、との事です。
健康を創るものと言えば、食習慣と運動習慣、そして正しいお風呂の活用方法ですね。
皆さん、お風呂浸かっていますか?
お風呂に浸かると、いい事がたくさんあります。
①温熱作用
温かい湯船に浸かると、全身の血管が広がり、血の巡りがよくなり、新陳代謝が活発になります。
リラックスする時の神経、副交感神経が優位な状態になります。
筋肉が緩み、関節の緊張が和らぎ、神経痛も緩和されます。
②静水圧作用
全身に水圧がかかる事で、静脈血を心臓に戻す手助けになります。
足の静脈血は、重力に逆らって返るので、夕方頃にはなかなかきちんと返ってくれず、ムクミの原因になります。
一日頑張ってくれた足をお風呂で充分労わってあげましょう。
③浮力作用
さてお湯に浸かると浮力がかかり、身体にかかる負荷がちょっと減ります。
普段身体を支えている関節や筋肉の仕事量が減り、関節や筋肉の緊張が緩みます。
④清浄作用
温まると、毛穴が開いて、お肌の汚れや皮脂が流れ出し、シャワーするだけよりも身体をきれいにできます。
さて、いい事がたくさんあるのですが、気を付けないといけない点もあります。
①血圧の変化に注意する。
お風呂に入る時に服を脱ぐと、脱衣所が冷えていると寒さで血管が縮み、血圧があがります。
急に熱~いお湯に入ると、交感神経が刺激され、血圧が上がります。
血圧がぐーんと上がると心臓や脳血管に負担が非常にかかってしまいます。
お風呂場、脱衣所の室温は冬場に特に注意が必要です。
お風呂に入る時は、小学校のプールの時のように心臓から遠い足先や手先から掛け湯をきちんとしましょう。
②長風呂に注意する。
お風呂に浸かっていると、毛穴が開いて、汗をたくさんかきます。
あんまり長く浸かっていると汗がたくさん出過ぎて、脱水症状になります。
長く浸かっても10分を目安に、長く浸かりたい方は途中で水分補給ができるようにペットボトルをお風呂のお供にした方が安心です。
季節を問わず、お風呂前、お風呂上がりも、水分補給をきちんとすることが大切になります。
※ビールや珈琲は利尿作用があるので、水分補給は麦茶や牛乳などがオススメです。
③食事の直ぐ後、お酒を飲んだ後のお風呂は避ける。
食事をすると消化するために、全身の血が胃に集合しています。
お風呂に入ると、せっかく胃に集まった血があちこちに行ってしまい、消化不良の原因となります。
お酒を飲んだ後は、肝臓に血が集まりアルコールを一生懸命分解しようとしています。
お風呂に入ると、食事の時と同様にせっかく肝臓に集まった血があちこちに行ってしまい、二日酔いの原因になります。
また、お酒には利尿作用があり、身体の中の水分が失われています。
アルコールを肝臓で分解するのにも、摂取したアルコールと同量の水分を消費します。
その状態でお風呂に入ると更に脱水状態になりやすくなります。
さて、こまごまとした注意は必要ですが、皆さんよいお風呂で元気になって、この夏を乗り越えましょうね。
入浴担当でした。
㈱セイフティサービス
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| 2020-07-01 10:00
| 訪問入浴
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