お風呂のお話
2020年 07月 07日
今日は7月7日、七夕ですね。
今日は浴衣の日でもあります。
浴衣は夏祭りのイメージが強いと思いますが、元々は湯帷子(ゆかたびら)と言い、蒸し風呂に入る時の着物でした。
汗をよく吸って、風通しもいい事から、湯上りに着る物となり、寝る時の寝巻として定着していきました。
温泉旅館などに行った時に寝巻として使った事がある人が多いと思います。
因みにセイフティサービスがある姫路にはゆかた祭りというものがあります。
時は、暴れん坊将軍徳川吉宗の時代、当時の姫路のお殿様は吉宗の掲げた質素倹約のスローガンに反して、派手に遊び吉宗の怒りを買いました。
罰として越前高田に転封となり(現代の感覚でいうなら左遷みたいなものです)お殿様は姫路を去る前に、庶民も姫山の刑部神社に気軽にお参りできるように、姫山(姫路城)から長源寺の境内にお社を移しました。
お社を引っ越した記念のお祭りをするのに、庶民も招かれましたが、あいにく庶民なので、きちんとした着物を持っていません。
そこで、お殿様は浴衣(ラフな私服)でも参加OKとドレスコードをゆるゆるにしてくれました。
それから、毎年そのお祭りの時は皆浴衣で参加するようになった…というのが、姫路のゆかた祭りの由来と言われています。
(実際に歴史の年表を紐解いてみると、時期が合わないので後世の創作らしいのですが、当時のお殿様が庶民から慕われていたのかな?と想像できて微笑ましいですね。)
2020年はコロナの影響であいにくと中止になってしまいましたが、姫路の大切な行事のひとつです。
思いを馳せて、浴衣を着てみるのも素敵ですね。
入浴担当でした。
㈱セイフティサービス
姫路市白浜町宇佐崎北1丁目13番地
TEL 079-246-3009
FAX 079-246-3950
by safety-service
| 2020-07-07 10:00
| 訪問入浴
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