今週の居宅
2020年 10月 30日
新型コロナウイルスの感染拡大防止の面から、オンライン診療に注目が集まっています
これまで「初診は対面診療が原則」となっていたが、4月には新型コロナウイルス感染コロナウイルス感染拡大期の「時限的・特例的な対応」として、初診からの「電話や情報通信機器を用いたオンライン診療」が可能になったとのことですしかしながら、オンライン診療に利用するにはメリットやデメリットがあり、いろいろ問題点があるみたいなので、今後主治医と相談しながら、上手く利用できたらいいですね
【オンライン診療が向いているのはこんな症状の方】
・症状が安定している。
・生活習慣病や花粉症など慢性の疾患で薬の変更がない。
・心療内科(体に触れずに診療が行える)
【オンライン診療が向いていないのはこんな症状の方(対面診療の方が良い方)】
・急性の腹痛や頭痛など、症状が安定していない。
・その場で処置してもらいたい症状がある。
・全身を見てもらいたい(PCやスマホのカメラではみられる限界がある)。
【オンライン診療のメリット】
対面しないで診療を受けられる
院内感染・二次感染のリスクがないので、患者・医師、共に安心して診察を受けられる。
受付~薬の手配までオンラインで可能
(※注意:院外処方の場合は処方箋が届く)
長くなりがちな待ち時間もカットでき、時間を有効に使える。クレジット決済に対応していることも利便性を高めている。
距離の制約がなくなる
遠くて行けなかった医療機関での診療も可能になる。遠方であればあるほど、交通費の負担を減らせる。医師側もオンライン診療によって新規で獲得できる患者が増やせる。
【オンライン診療のデメリット】
直接患者に触れる触診や聴診ができない
医師は画面を通した情報しか、診断の手掛かりになるものがない。患部に触れたり、聴診器をあてるなどの行為はできない。また、WEBカメラなどを通した画像になるため、顔色なども判断しにくい場合がある。
その場で処置ができない
医師が目の前にいるわけではないので、診察後すぐに治療という流れにはならない。
専用機器などがないため、診察できる症状に限界がある
レントゲンのような機器もないため、精密な検査まではできない。
手数料がかかる
オンライン診療には、システム利用に要する費用「情報通信機器の運用に要する費用」が加算される場合もある。